第9回CSJ化学フェスタ2019における特別企画「細胞の中身を化学する!」が開催されました。
日本化学会秋期事業 第9回CSJ化学フェスタ2019における特別企画「細胞の中身を化学する!」(主催:文科省科研費新学術領域研究「分子夾雑の生命化学」)報告書
甲南大学 三好大輔
2019年10月15日にタワーホール舟堀(東京都)にて第9回CSJ化学フェスタ2019のプログラムとして、特別企画「細胞の中身を化学する!」(主催:文科省科研費新学術領域研究「分子夾雑の生命化学」)を開催しました。概要は次の通りです。
文科省科研費新学術領域研究「分子夾雑の生命化学」特別企画:細胞の中身を化学する!
日時 10月15日(火) 13時00分-17時10分
開催会場 タワーホール船堀2F 桃源(L会場)
プログラム
開会挨拶 浜地格(京都大学大学院工学研究科・教授)
細胞夾雑系でのタンパク質有機化学に挑む 浜地格(京都大学大学院工学研究科・教授)
分子夾雑で遺伝子発現を制御する 建石寿枝(甲南大学先端生命工学研究所・講師)
分子夾雑でタンパク質を制御する 宗正智(大阪大学蛋白質研究所・助教)
分子夾雑は細胞内システムを制御する 藤原慶(慶應義塾大学理工学部・専任講師)
分子夾雑で細胞膜を制御する 二木史朗(京都大学化学研究所・教授)
分子夾雑で細胞を識別する 小野島大介(名古屋大学未来社会創造機構・特任准教授)
植物の分子夾雑を制御する 萩原伸也(理化学研究所環境資源科学研究センター・チームリーダー)
閉会挨拶 三好大輔(甲南大学フロンティアサイエンス学部・教授)
当日は、浜地先生のご挨拶とご講演から始まり、領域内で得られた数多くの研究成果が報告されました。多くの聴衆が本企画に参加し活発な議論が行われました。
CSJ化学フェスタは、大学のみならず企業からの参加者が多いことが特徴であり、産業界においても「分子夾雑の生命化学」の周知と重要性の理解につながりました。