FIBER若い世代の特別講演会(A02計画班:杉本先生)
FIBER 若い世代の特別講演会 報告書
甲南大学先端生命工学研究所 所長・教授 杉本直己
平成 30 年 1 月 19 日(金)、甲南大学ポートアイランドキャンパスにて、甲南大学先端生命工学研究所主催、本新学術領域「分子夾雑の生命化学」共催で「FIBER 若い世代の特別講演会」を開催しました(新学術領域研究「分子夾雑 化学」共催)。
本講演会では、国内において優れた研究活動を展開している博士課程の大学院生もしくは博士研究員を招聘し、今後の一層の活躍を支援するため、英語でご講演いただき、研究内容について議論を行っています。今回は、3 名の講演者に、分子夾雑環境下における核酸の挙動や分子夾雑環境下で活用できる機能性分子の開発に関する研究を下記の演題でご講演いただきました。
甲南大学先端生命工学研究所 博士研究員 Ye Teng 博士
演題「Promoted RNA foci formation of ALS/FTD under molecular crowding condition」
京都大学化学研究所 秋柴 美沙穂氏
演題「Development of endosome destabilizing peptides for cytosolic delivery of biomacromolecules」
京都大学工学研究科 上田 毅氏
演 題 「 Rapid labeling of native proteins by ligand-directed N-acyl-N-alkyl sulfonamide chemistry」
本新学術研究をより発展させるためには、新規な発想が重要であり、世代や 文化を超えた考え方の交流から価値のある学術研究が確立すると考えられます。 本講演会のように、国内、国外で今後の活躍が期待される若い世代の研究者と、 大学教員、博士研究員、学生等が、研究の発展のために意見を交換できる場は、 本領域研究が積極的に進めている国際交流及び若手育成として非常に有意義なものであると感じております。