分子夾雑の生命化学

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新学術「分子夾雑化学」レクチャーツアー ( A02 計画班 : 杉本先生 )

レクチャーツアー報告書

 

甲南大学先端生命工学研究所( FIBER ) 所長・教授 杉本 直己

 

総括班・計画研究A02班の杉本直己 ( 甲南大学FIBER ) は、2019年9月17~22日にかけて、ロシアM. V. Lomonosov Moscow State University (モスクワ大学)及び Skoltech にて開催された The conference “Chemistry meets Biomedicine” にて、分子クラウディング環境下における核酸の機能解析と核酸を用いた新規 DNAセンサー開発に関するレクチャーツアーを行いました。

レクチャーツアーでは、“Adventures of Nucleic Acids in the Molecular Crowding World” の演題で講演を行い、講演を通して、細胞内の分子環境が核酸構造に及ぼす影響について、他分野の多くの研究者にも興味をもっていただきました。

講演後は、ロシア国内だけでなく海外の研究者や将来の研究分野を牽引していくことが期待される学生・大学院生と議論を交わすことができました。今後もこのようなレクチャーツアーを実施し、世代や分野を超えた国際交流を通じて分子夾雑の生命化学の重要性を広めていく予定です。

The conference “Chemistry meets Biomedicine” における招待講演と 
M. V. Lomonosov Moscow State University
におけるレクチャーツアーの様子