総括班・計画研究A03班の馬場嘉信は、2017年9月18日に、米国NorthCarolina State University において開催された North Carolina NU Tech 10th Anniversary Symposium において、分子夾雑の生命化学の研究成果の紹介と若手研究者や学生の派遣・交換のための今後の国際交流を進めるために、基調講演を行った。

名古屋大学は、University of North Carolina, Chapel Hill および North Carolina State University との国際共同研究を進めるために、10 年前にノースカロライナ 州のリサーチトライアングルに名古屋大学オフィスとして NU Tech を設置し、 現地に研究者やスタッフを常駐させており、国際共同研究、産学連携を推進している。今回は、NU Tech10 周年記念シンポジウムとして、名古屋大学総長、North Carolina State University 副総長、University of North Carolina, Chapel Hill および North Carolina State University のバイオメディカルエンジニアリング共同学部担当教授等の列席のもと、今後の、国際共同研究および国際連携の発展を目指して開催された。

今回の講演およびその後の議論等を通じて、University of North Carolina, Chapel Hill および North Carolina State University との国際共同研究、若手研究者の同大学への派遣および学生の交換等の活動をより積極的に進めることが決まった。 既に、国際共同研究や若手研究者派遣のためのキックオフミーティングとして、 2017 年 11 月 13 日に米国 North Carolina State University において、第 1 回目のカンファレンスを開催し、若手研究者が出席し、国際共同研究の具体化を進めた。 さらに、今年度中に、University of North Carolina, Chapel Hill および North Carolina State University の研究者が来日し、第 2 回目のカンファレンスを開催する予定である。

これらのカンファレンスを通して、来年度以降の国際共同研究や若手研究者 派遣・受け入れの具体化を進める。