ヒトの染色体末端に強力に結合する分子の設計手法が開発された〜DNA四重らせんを化学的に安定化し、がん細胞を撲滅する〜 ( A02計画班 : 杉本先生 )
甲南大学先端生命工学研究所の髙橋俊太郎准教授と杉本直己所長らの研究グループは、ヒト染色体DNA末端の四重らせん構造に強く結合する分子の設計技術を開発し、がん治療薬としての活用を目指した新しい化合物の開発に成功しました。
この研究成果は、米国化学会誌「Journal of the American Chemical Society誌」誌に掲載され、掲載号の表紙(Supplementary Journal Cover)としても採択されました。なお、本研究は、九州工業大学、スロベニア国立NMRセンター、インドコルカタ大学および台湾中央研究院との国際共同研究で行われました。